パーフェクトデイズ
映画を観て、、似た先輩を、思い出した。

5年ほど年上で、、同じ会社の新聞局にいた人だ。

京大を出たインテリで、、

入社してまだ間もない僕がコピーライターとして制作していた新聞広告を、

掲載する担当だった。


電車で見かけると、いつも文庫本を読んでいたりとか、、

無口で、静かに一人でお酒を飲んでたりとか、、

他人を押しのけてまで出世は、、望まなかったりとか、、

主人公に、どこか重なるところがあった。


仕事で関わることはほとんどなかったが、、一度だけ、あった。

僕が制作した掲載前の新聞広告を持ってきて、、

ミスを、こっそりと、教えてくれたのだ。

それは、僕の国語力のなさゆえのミスだったが、、

コピーライターとしてのプライドを傷つけることなく、、

5年も後輩である僕に、、

遠慮がちな、優しい言葉での指摘だった。

その先輩のおかげで、何事もなく、、新聞広告は、無事に掲載された。


何年か前の、OB向けの冊子で、、その人が亡くなったことを知った。


きっと映画の主人公のように、、パーフェクトなセカンドライフだったに違いない。


僕には、そう思えてならない、、






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